笑って泣いて!誰かの人生に寄り添う仕事
ヘルパーストーリー

ヘルパーストーリーvol.9

ヘルパーステーション長生園井尻さとみ さん

ヘルパー経験年数:
役職:
得意な介護:

「人生経験こそ強み」高齢ヘルパー雇用の取組み

 私たちの職場「社会福祉法人長生園」は、南丹市中部の農村部にある施設です。地域は少子高齢化が進み、働き手不足は深刻で、元気な高齢者が活躍できる「働き方改革」が進められています。

 施設では、若い人だけでなく、積極的に高年齢職員を雇用するとともに、業務内容を分担し、職員の体力やキャリア等に見合う働きやすい職場環境づくりに努めています。現在、当施設の最高齢職員は75歳の山下田鶴子さんです。高年齢職員からは、「体力の続く限り働けることが嬉しい」という声もあがっています。平成27年10月には、施設の高齢者雇用の努力を評価していただき、厚生労働大臣からの賞をいただきました。

 山下さんは今、私たちと一緒にヘルパーステーションで訪問介護員として働いています。共に働く他の職員にとっても人生の先輩である山下さんの存在は大きく、高年齢の経験を活かした仕事や若い世代ができる仕事など、多世代が仕事内容を共有・分担することにより、チームワーク良く働くことができています。

 当施設では「健康で働く意欲があれば働き続けることができる」高年齢職員の強みを活かし、より良いサービス提供のため、多世代が協力し働きやすい環境づくりに、これからも努めていきたいと思います。

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