▼7月最終土曜日、日本海に面した府内のとあるまちでのこと。当方グループは早朝に出船し帰りは夕刻。この時期、駐車は畑の奥と決まり。▼今年は少々様変わり。それとわかる都会からきた子ども連れ夫婦に出会っただけ。民宿ご主人いわく、「海水浴は子どもにせがまれていくモンだ、少子化の影響です」▼そこで、先ずはデータ。この地域の観光入込客数をひろってみるとここ3年毎年10万人減、うち宿泊者は毎年1~2万人減。海水浴場利用者も毎年3万人減。なかなか厳しい。年齢を重ねると泳ぎになどいかないもの。そこで、該当世代の趣向はと「Gooのランキング」をチェック。夏の風物詩と感じるものランキング1位「すいか」2位「花火」3位「かき氷」、夏の風物詩でやってみたいランキング1位「流しそうめんを食べる」2位「浴衣を着て出かける」3位「仲間とバーベキュー」。夏は海、浜辺でという思いは潜在的心理としてはあるが、選択行動には至らないというところか。こうした生活者の動向、民宿ご主人のいう人口構造の変化も確かにあり、さらに、今年はガソリンの急騰や生活関連物価の動向が拍車をかけた結果なのだ。▼「地域の活性化計画」づくりが実に多くの地域でされている。さしずめ、この海辺のまちでは第一次産業の活性化と観光産業の活性化が課題である。「地域活性化戦略 少子高齢化時代の地域活性化検討委員会報告」(平成18年5月経済産業省)を読んだ。「立ちすくんだ地域と立ち向かった地域との地域間格差は拡大する」、「地域経済が自立へと向かうために意欲ある取組に支援」とある。残念ながら我が主要テーマについては、最終ページに「医療、介護、福祉等の効率化の推進」としかない。▼この海辺のまちの活性化のためには、地域資源や地域特性をさらに活かした産業の振興が必要なのは論を待たない。しかし、それとともに、地域コミュニティの醸成や福祉の支え合いの関係づくりが確かなものとして存在することが必要十分条件ではないか、と思う。この視点に立つ地域活性化計画は極めて少ないが、私には集落の「共同体としての機能再生」を目指す「水源の里」の取組は一つの実例と思われる。その進展に本当に期待したい。▼さて、この小稿が、みなさんの目に触れる頃は「残暑厳しい」からめくるめく「秋本番」。しかし、異常気象のきょうこのごろ、台風到来も心配。今一度各般の点検を。
