▼皆さんの近くに、府社協と府施設協が作成した2009年版「笑顔カレンダー」はありますか? このカレンダーは「介護の日」関連事業として作成されたもの、アンチ・ネガティブキャンペーンの意味合いもある。満面の笑みを浮かべた利用者・家族・介護職員のいっぱいの写真に、「あったか介護、ありがとう」「福祉・介護の職場から伝えたいこころのかよいあい」の字句が添えられている。募集に応じていただいた施設、撮影協力いただいた関係者など多くの出会いとともに制作された。見ているこちらも引き込まれる笑顔、笑顔である。福祉関係者にとって、利用者・家族の笑顔はエネルギーの源泉、明日の糧なのだと改めて思った次第。▼昨年、空前の内部留保を抱えながら、今、非正規労働者を切って配当を確保するのが当然の経営姿勢とする某一流企業トップの記事を読んで陰鬱な重たさを感じたのは私だけではあるまい。正規、非正規、会社役員など、その働く立場は違うとして、こういう企業で働く仕事の喜びはなんなのだと。経済同友会終身幹事の方の批判記事(朝日・12/28)を読んだ。「経営者は・・・資本家のためだけでなく、従業員や代理店などすべての利害関係者のために仕事をするもの」「いま、職と家を失った非正規労働者の受け皿を、他の企業や自治体が用意する動きが広がっている。彼らは人間の目で人間を見ている。あなたには見えますか」とある。▼琵琶湖は、春になると酸素をたっぷり含んだ雪解け水が無酸素状態の湖底の水とちょうど置き換わるように沈みこむ。比良山系に積雪が少ないと不完全にはなるが、毎年きちんと行われる自然の営みで「琵琶湖の深呼吸」と言われる。湖底にすむナマズやエビやゴリが、そして生態系が維持される。地球がなす自己修復ではあるが人間社会でいうと大改革、大変革である。▼ところで、府社協職員に「この2009年、あなたはどんな年に。漢字一文字で」と問いかけてみた。第1位「安」そのこころは「安心、安全、安らぎ」、第2位「笑」(笑顔あふれる年に)、第3位「革」(改まる年に)であった。紙面の都合上、ワカル、ワカルと思ったものを紹介すると「窮」(窮鼠猫を噛むからとった)、「奏」(その人の思いや願いを奏でられる年に)。すべり出した2009年、府社協は福祉を強めようとする多くの関係者と連帯してそんな一年になるよう今年も頑張りたい。
