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もえくさ(2010年5月)

▼読者の皆さん。本紙左上部を見ていただきたい。「京都の福祉」本号は、500号記念紙である。初号が1960年(昭35)なので本年(2010年)で、ちょうど50年間、半世紀に渡る一号、一号の積み重ねである。▼今、手もとに「京都の福祉」100号、200号、300号、400号の節目の号がある。B5の紙面からA4に、近年にはカラー刷りと外観も変わっているが、それぞれの号で目にとまった記事を紹介して振り返ってみることとする。▼100号は1970年の発行である。「『京都の福祉』と石川さん」とある井岡さんの記事。「若気の至りで"社会福祉の問題提起が乏しい"などとホザいていたが・・編集のバトンを渡された」。石川局長に「社会福祉べったりでは読まれへんで」「カラーを出せよ」と。▼200号は1980年の発行である。「わたしのにもつ」と題のある寺尾京子さんの詩。抜粋を紹介する。「わたしのにもつはとてもとてもおもたいにもつだけど」「てあしのじゆうを かみのみてにあずけてきたらしい」▼300号は1990年の発行である。「もう施設の子やからとはいわせない」と副題のついた櫛田先生のインタビュー記事。スウェーデン製のシーソーを見つけ、補助申請すると「孫でも使った事のない・・・何で施設の子に」「以後、櫛田先生は少し頑固になりました」「古着でよいという考え方はおかしいとその子にあった服を買います」▼ 400号は2000年の発行である。スタートした介護保険事業に取り組む精華町社協の工夫や努力の特集(字数超過につき紹介カット)。▼今、読んでみて、「編集者たる気構え」も、「そのひとらしくという福祉の心」も、「こだわり」を引き出したインタビュー記事も、ホント新鮮に感じる。▼ところで、本欄「もえくさ」とは、「燃え種(くさ)」(広辞苑)。確かな燃焼材へのつなぎの役目。府社協の役割をイメージしたものかと。そこで、府社協職員に聞いてみた。今、「もえくさ」はどんな状態か? ①まだちょろちょろ(36%)②少しは勢いが出てきた(27%)③大きく燃えているが本体の燃焼材にはまだ(27%)④以下(略)▼京都府内での福祉のテーマは「福祉安心型社会」の再構築。府社協は皆さんとともに、孤独・孤立、権利擁護、人材確保、先駆的事業の4つのアクションプランの推進で参画していくこととしている。次の新しい節目に向かって。