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もえくさ(2011年10月)

▼「天高く馬肥ゆる秋」。9月最後の連休は空高く澄み渡る秋空の日が続いた。夏の暑さが和らぎ、虫の音が耳にとまる。田んぼには稲穂が黄金に輝き、里山には栗や柿、漁港は秋刀魚漁で活気づく。人々の暮らしの中で、自然は豊かな秋の実りを私たちに与えてくれる。▼こうした生命を育み、恵みをもたらす大自然は、時として私たちに襲いかかり猛威を振るう。戦後最大と言われる「3・11東日本大震災」は、人々の生命や財産、文化や街そのものを丸ごと飲み込んだ。被災者の住環境や収入の確保など暮らしの根本問題が、半年経った今もなお解決されず、深刻な傷跡も未だ癒えない。▼そんななかで、9月2日(金)から3日(土)にかけて、今度は「台風12号」が紀伊半島を中心に、広く日本列島を襲った。続く「台風15号」は、東日本大震災の被災地にも再び被害をもたらした。無情にも床上まで浸水した仮設住宅。水浸しの石巻。『水が怖い』『もう逃げるところがどこにもない』との悲痛な叫びに胸がしめつけられた。▼相次いで日本列島は甚大な自然災害に見舞われ、痛め続けられる。私たちは、自然のもつ脅威と自然災害に対する備えや対策、そしてあたりまえに安心して暮らすことのできる“まちづくり”“国づくり”まで問われることとなった。▼大型で動きが遅かった「台風12号」の記録的な豪雨は、各地に河川の氾濫や土砂崩れをもたらし、その被害は10都道府県で死者74人、行方不明18人の計92人に上った。(10月19日現在内閣府調べ)これは、平成16年に京都の丹後地方を襲った「台風23号」(死者・行方不明者計99人)と並ぶ、台風災害としては最悪となった。▼本会では、社協の組織力・ネットワーク力を活かし、近畿ブロック府県指定都市社協・府内市町村社協をはじめ、京都災害ボランティア支援センターや関係機関と連携しながら、大きな被害をもたらした和歌山県の被災地(古座川町、那智勝浦町、新宮市など5市町及び県社協)災害ボランティアセンター立上げ・運営支援のため、職員(ブロック171人、京都府内31人)派遣、京都災害ボランティアセンター・ボランティアバス運行(ボランティア177人)支援等に全力をあげて取り組んでいる。(10月以降予定含む)▼亡くなられた方とそのご家族、被害を受けた皆様に心からお悔やみとお見舞いを申し上げるとともに、一刻も早い復興・生活再建をお祈りしたい。▼10月1日、災害支援にもつながる赤い羽根共同募金運動がいよいよ始まった。例年、街頭募金活動を実施している場所の百貨店・ウィンドウ内に、東日本復興支援の写真ポスターが数枚展示されていた。被災地の人々の姿と前を向いて必死に生きようとする力強いコピー(言葉)が添えられていた。「前よりいい町にしてやる」「大笑いできるその日まで」