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もえくさ(2014年4月)

▼古くて新しい課題がまた顕在化している。NHKで取り上げられた障害者施設建設反対運動である。報道されたのは東京の事例だが、全国各地でこの5年間に約60件、同様の反対運動があり、その内36件は、設置を断念し予定地を変更せざるを得なかったという▼この報道に接して二つのことが思い浮かんだ。一つは、「ある社会が構成員のいくらかの人々を閉め出すような場合、それは弱くもろい社会」と謳った1980年国際障害者年行動計画の一節、もう一つは、最近社会問題化しているヘイトスピーチ(差別・排除の言葉の暴力)。前者は乗り越えるべき社会像、後者は現代日本社会のリアルな一面である▼私たちが「共生社会」をめざすというとき、地域で起こる排除をどのように受けとめ向き合うのか。改めて考えさせられる▼共生するには、先ず地域社会で〈共に在る〉ことが前提になるが、施設が地域から隔離され、障害のある人と市民が接する機会自体が遠ざけられてきた長い歴史があり、差別や偏見が助長されてきたといわれる▼そうであれば、共生と排除の谷間を埋めていくために、相互に〈知る・理解する・認め合う〉回路を創ること、対立から対話に向かう一歩を踏み出すことからやり直すしかない▼2月府議会で満場一致で採決された「京都府障害のある人もない人も共に安心していきいきと暮らしやすい社会づくり条例」を新たな一歩のスタートに活かしていきたい。(NT)