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もえくさ(2016年4月)

▼「YDK」とは学習塾のCMで有名になった言葉で「やればできる子」の略語だそうだ。「やればできる」はいいけれど、「やれる」環境がどの子にも保障されているかが問題である▼文部科学省が行っている全国学力テストの生活習慣全般アンケート結果によると中学3年生の全国平均の通塾率は60%を超えている。もはや塾に通うことは、特に都市部では当たり前のことになっている▼一方で母子家庭の平均就労年収は181万円、父子家庭は360万円(平成23年度全国母子世帯等調査)。一般世帯の平均就労年収は女性が269万円、男性が507万円(平成22年分民間給与実態統計調査)なのでその差は歴然である▼塾に通うか通わないかを各家庭の考えによってのみ決めているのなら他人が口をはさむ余地はない。しかし、約4割の子どもが経済的事情などにより塾通いを諦めているとすれば、話は少し違ってくる▼ある子にとっての「日常」が別の子にとっては「非日常」ということがある。それが価値観や考え方などの違いによるものなら特に問題はない。しかし、経済的・社会的な理由から一般的な「日常」が得られず、「非日常」に陥ることで「いのち」や「健康」が脅かされ、社会からも排除されるようなことになるとすれば、決して見過ごすわけにはいかない。「日常」と「非日常」の間で苦しむ子どもたちが増えている。その子らに眼を向けることこそが、「誰もが活躍できる社会」への第一歩ではないだろうか。(NK)