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もえくさ(2017年5月)

 目には青葉、山ほととぎす初鰹。薫風かおる気持ちの良い季節となった▼木々の緑が色濃くなるこの時期、今からちょうど30年前の1987年5月に「社会福祉士及び介護福祉士法」が制定されたことを思い出す。当時、社会福祉の国家資格といえば、社会福祉主事資格と保母資格(現保育士資格)が主なものであり、医療分野に比べて福祉の分野は国家資格がほとんどなかった。国には、相談援助や介護の仕事の専門性を、医療や看護と同じ国家資格という形で確立しようとする意図があり、福祉の専門職として、社会福祉士と介護福祉士の資格が定められた▼あれから30年、社会福祉の職場は多岐にわたり、福祉の技術や技能も格段に進歩した。資格のあるなしに関わらず、福祉で働く先達の歩みが福祉の仕事の専門性を築き上げ、そこで働く私たちの誇りとやりがいを社会にアピールしてきた▼その結果、福祉で働く職員は大きく増加したが、それでも、国の介護人材需給推計において、8年後の2025年には、全国で38万人が不足すると調査結果が出ている▼これまでも、国や京都府をはじめ福祉業界が一丸となって、福祉人材の確保・育成・定着の取り組みをすすめてきたが、今後、更にその取り組みを強めなければならない▼人材確保は、その人の人生に寄り添う福祉の仕事の魅力や専門性を築き上げる職員育成の取り組みと表裏一体にある。人が人に対して行う仕事の質は、そこで働く個人の力量に大きく左右される。だからこそ、福祉業界あげて、資格取得をはじめとした職員の育成に力を入れていく必要がある。今後とも、行政・団体・当事者とともに福祉人材の確保・育成・定着に邁進してまいりたい。(YT)