笑って泣いて!誰かの人生に寄り添う仕事
ヘルパーストーリーvol.12
ヘルパーステーション長生園T.Tさん さん
- ヘルパー経験年数:
- 役職:
- 得意な介護:
ホームヘルパーとして思うこと
介護の世界に入って、早や16年が過ぎようとしています。
最初は本当に何もわからず、ご利用者様の言う通り、言われるように介護らしきものをしてきました。
だんだん日が過ぎるうちに、しすぎない介護、自立支援の介護を目指して日々取り組むようになりました。
ご利用様からは「リハビリ、リハビリって、何でもリハビリやね」と言われることもありました。
サービス提供責任者も経験しましたが、ご利用者様の望まれる介護、しすぎない介護はどこまでなのか、いまだに迷うところです。
世話になっているからあまり言えない、と遠慮される方も多いので、色々お話をしながら「本当はどうして欲しいのかな?どうしたいのかな?」といつも考えています。
しかし、長年のお付き合いとなると、お互い遠慮が薄れ、親しくなる反面、こちらの思いに添わせようという不遜な思いが出てきます。(もうこの時点で対等な介護ではなくなっていますね。反省!です。)
先日亡くなった早川一光氏が新聞の連載に「介護は受けたくないが、現実は世話にならないと生活できないジレンマ」がある様なことを書いておられました。(違ったらすみません)
ご利用者様のその複雑な思いを少しずつでも理解していければ、介護の仕方もまた変わってくるのでは・・・と思います。介護と傾聴は同じ位大事だと思います。
ご利用様のふとした心の本音を聞き漏らさないように傾聴を心がけ、訪問毎に少しでも満足していただけるような介護ができれば、と思いながらの日々です。